公認会計士は、決算書をチェックするプロです。国家試験に合格し、実務経験を積んで登録することでなれます。公認会計士の主な仕事は二つです。一つは、金融商品取引法の定めにより専門家による決算書のチェックが義務付けられている会社の決算書を監査すること、もう一つは、会社の経営コンサルタントとしてアドバイスを行うことです。

会計監査では、決算書がルール通り作られているかどうかチェックしますが、調査対象の会社に行って、帳簿や証票の確認をするのが中心作業となります。また、どのような経営判断経過をたどって意思決定が行われたかを確認するために、決裁書(稟議書)を見たり、直接経営者や担当者へのヒアリングも行います。場合によっては、棚卸資産金額の正確性を確認するために、倉庫に行って実際に数えることもします。もう一つの経営コンサルタント業務の内容は多岐にわたります。

会計士は法人税等の税務にも精通していますので、節税スキームの指南を行うこともあります。また、決算書の専門家ですので、どういった対策をとると利益がどう変わるということがわかりますので、実際の経営手法に対するアドバイスを行うことも多いです。多くの場合、大企業を相手に仕事をすることになりますので、一人で対応することは事実上困難です。そのため、複数の会計士から成る監査法人を設立して業務に当たることがほとんどです。

世界的な監査法人グループが複数あり、日本の監査法人はいずれかのグループに属しているのが一般的です。世界的な監査法人ネットワークに属することで、グローバルに活動している企業の監査もできるようになっています。